・・・2015.11.10更新
久しぶりに心奪われたバラに出会ったのでご紹介します。
「アルーチェ+」
作出はオランダのLEX+社です。
バラの品種名の最後に「+」マークが付いているものは、全てこのLEX+社で管理された品種です。
日本では滋賀県の國枝バラ園さんが独占販売権をもっています。
今回のはなに入荷したこのバラは、地元埼玉は深谷で切花生産をされている河田ばら園さんの生産品です。
水耕栽培が主流のバラ業界において、土耕栽培にこだわる生産者さんで、のはなでも「ブルーミルフィーユ」や「バニラスカイ」などの品種でお世話になっています。
20年くらい前に生まれて初めてバラ農家さんを訪れたのが河田さんちでした。
心奪われた理由がこちら。
この小さく細身なツボミが驚きの開花を見せます。
じゃーん!
見事な花形!直径は約14cm!
入荷2週間という時間を感じさせない「張り」があります。
お客様にはぜひ、ご自宅用にお買い上げいただきたい品種です。
・・・2015.11.10更新
以前にもご紹介しましたマイクロカーネーション「ラフィーネ」が安定的に入荷するようになりました。(過去記事はコチラ)
植物の生育に最適な気候となり、以前にくらべ格段にボリュームもでてきました。
今週入荷したラフィーネがこちら。5種類入荷しました。
撮影用に1本づつ活けてみました。花色、花形どれをとっても魅力的ですね。普通のスプレーカーネーションでは絶対に咲かないような小さなツボミも、順番にしっかり咲いてくれるので、トータルですごく長持ちな印象です。
今回のラフィーネ、新潟県でユリをメインに生産されている松井さんという方の生産品です。ラフィーネは試作品も含め、品種が驚くほどたくさん存在し、品種ごとに特性も異なるため、生産の苦労も計り知れません。
そんな松井さんから市場の担当者へ、ラフィーネのサンプルが届きました。
品種名「ロウ」
花持ち「抜群」
花色が変化する
しかし長さとボリュームがでない
苗は今後生産中止?
というコメントが添えてありました。
サンプルなので、取り合えずガーデンで収穫した草花と一緒に活けてみました。
冗談ではなく、切花なのに本当にこの草丈しかありませんでした。
うーん。。。ちょこっと一輪挿しにはちょうどいいかな??
もしくはポット苗にしたらちょうどいいサイズですかね。
しかし営利切花用の株でしょうから、園芸苗に転用も出来ないだろうし、なんか上手な二次利用の仕方はないだろうか?と一人で考えている今日この頃・・・
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・・・2015.11.07更新
のはな1周年イベントではたくさんのお客様にお越し頂きありがとうございました。
2年目も真面目に頑張りますので宜しくお願い致します!
さてイギリスはロンドンで開かれるウィスキーの世界一を競う大会、WWA(World Whiskies Awards)で、ここ数年、日本のウィスキーがウィスキーの本場を黙らせているのはみなさんもご存知でしょうか?
この大会、何がすごいかというと「ブラインドテイスティング」すなわち銘柄を伏せての審査であるということ!単純明快、うまいと思ったウィスキーがNo.1なのです。銘柄で味が変わるといった誤魔化しなど一切無し、これぞ品評会ですね。
なぜ唐突にこんな話題を持ち出したかと言うと、先日、植物の買い付けに「鴻巣花き市場」へ訪れたときのこと。
まさに品評会の設営真っ只中、この日のために最高に仕上がった植物たちが鎮座しております。
ここまではよくある光景なのですが、今回なんと出荷者の名前が伏せられているではありませんか!
この素晴らしい試みにちょっと涙がでました。
考えてもみて下さい、かつて「へたくそ」の烙印を押され、市場では買い叩かれもしたが、精進していい商品を作れるようになった生産者や、実績のない若い生産者などにとっては、その腕と名を知らしめる絶好のチャンスなわけです。
一朝一夕で成しえることではありませんが、これで「名生産者」と呼ばれる方達もうかうかしていられない状況となり、良い意味での競争が始まると思うわけです。
それでは素晴らしい花苗たちをご覧ください。
おやおや競争力のありそうなこちらの商品は・・・
ひと鉢に異なる種を蒔いて仕立ててありますね。
このスタイルは数年前からひっそりとブームです。
おや?こちらはアルテナンテラとユーフォルビアですね・・・
そして、おや?こちらは・・・
コプロスマ好きにはたまらないアソートですね。
のはながある狭山市からは鴻巣まで1時間以上かかるので、もっと近ければなぁと訪れるたびに思います。
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・・・2015.10.30更新
昨年の11月にオープンしたのはなは、みなさまのおかげで無事に1周年を迎えることが出来ました。この場をお借りして感謝申し上げます。
昨年の10月といえばオープンに向けてお店作りに勤しんでいたんですね。
店内をどうするか?こんなガランとした中で青写真を描いていたのを昨日のように思い出します。
夫婦ふたりと、お互いの両親の力も借りて今ではすっかりお店らしくなりました。
天井の塗装をした翌日は全身筋肉痛もなりました(笑)エアコンの掃除以外はほとんど自分たちでやったので思い入れもひとしお・・・
外の売り場作りも暑い中頑張りましたね~
草むしりや木の剪定、意外にもみんなで楽しく作業してました。
丸見えだったプレハブの前にフェンスを建てたら感じが良くなりました。クレマチスを這わせてさらに雰囲気をよくしようと、植えてはみたものの土壌が硬いせいか?なかなか成長してくれずガッカリ・・・
手探りの中で駆け抜けた1年、初心を忘れず2年目に挑みます。
その前にみなさまへ感謝の気持ちを込めて「のはな1周年記念イベント」まもなくです!
・・・2015.10.24更新
地元川越は奥富園芸さんのパンジーとビオラが入荷いたしました。
奥富園芸さんといえば平成12年に農林水産大臣賞を受賞した、高品質な花苗を生産されている生産者さんで、地元の誇りであります。
どのようにすごい生産者さんなのか、専門的なことを書き連ねても面白くないので、先日あるお客様から聞いたお話しをご紹介します。
そのお客様はとても熱心な方で、昨年のはなで購入した奥富園芸さんのパンジーと、見た目はさほど変わらない量販店さんのパンジーの両方を植えて比べてみたそうです。
結果は奥富園芸さんのパンジーの方が生育がよく量販店さんのパンジーを生育で圧倒したとのこと。
同じような思いをされたお客様が多いのか、10月に入ってから「あの川越のパンジーはまだ?」と、何人ものお客様から催促されました。
今年は9月の日照不足がたたり、生産も遅れ気味でしたが、ここにきてようやく満足のいくクオリティのパンジー・ビオラをご提供できます。
ただ、多くの品種を順番に生産しているので、「あの日お店で見たアノ品種」が、もう無いことがあります。お気に入りのコと出会ったら早めにお買い求めいただくことをおすすめします。
・・・2015.10.23更新
河口湖4日目です。
今日はお施主さんの「枕木のアプローチを作りたい」というご要望に挑みます。
昔のお庭の工事では、枕木はよく使われる素材でしたが、シロアリの被害がわりと多いため、今ではあまり使われなくなった感があります。
木立に囲まれた別荘に枕木のアプローチなんて、誰がどう見てもかっこいいに決まってるのに、そんな理由から難色を示していたところ、河口湖の建築会社さんから「ここらへんの寒さではシロアリは冬を越せない」とのこと。へ~そうなんだ!
対害虫問題がクリアしたので、さっそく工事開始です。
アプローチは建物に向かって少しカーブを描くデザインです。
枕木のスタートはご覧の通り450mmほどの段差があるため、150mmづつ3段の階段を作ります。
今回も建築会社さんに地元の土工屋さんを付けてもらいました。前回の左官屋さん同様、今回の土工屋さんもとても良い職人さんでした。重機の操縦がとても上手なうえに、工程の理解も抜群に早く、とても助かりました。
敷地と建物が平行ではないので、ギャップを微妙に調整しながらの作業です。
枕木はどれも寸法がマチマチなので、1本据えるごとに位置確認です。なかなか神経使います。
どうにか完成です。
枕木の間には来春に芝生を貼ります。
あわせて両サイドに植栽をし、野趣あふれる小路に仕上げます。
スズランノキも紅葉がはじまりました。
河口湖別荘植栽工事もひとまず終了です。
明日からはまたお花屋さんブログに戻ります。
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・・・2015.10.22更新
河口湖3日目です。
お施主さんのご要望「玄関ポーチを下りたところを何とかしたい」についてです。
ゆくゆくはお施主さんのご要望である「枕木のアプローチ」ができることを想定しながら色々と考えました。お施主さんとも顔を突き合わせながら色々と意見を出し合い、ヨーロッパの石畳風にすることになりました。
選んだ素材は「ベルジャン・スライス」といって、ベルギーの首都ブリュッセルで実際に使われていたアンティークの石畳です。世界遺産の街のアンティーク素材と聞いただけで良さそうに思いますが、実際に手にとって見ても、ひとつひとつ表情が違い、歴史を感じさせる風合いがとても素晴らしいと思いました。
そしていよいよ工事です。事前に石畳を貼る箇所にコンクリを打ちました。前にも書いたように地表から60cm下まで凍る世界です。凍るとどうなるか?皆さん缶ジュースを冷凍庫に入れたまま忘れたことありませんか?膨張しますよね?あんなイメージです。石畳といえど地中の水分が凍って持ち上がってしまいます。ですから凍っても持ち上げられないように頑丈にコンクリを打ち、その上に石畳を貼っていくのです。
建設会社さんに地元の左官屋さんをつけてもらいました。とても良い職人さんで仕事も速く、初めてお会いした職人さんとは思えないくらいの連携で作業ができました。
こちらは「定規貼り」と呼ばれる貼り方です。外枠から貼っていくことで内側が比較的簡単に貼れるやり方です。
完成です。
濡れた感じもいいですね。
この素材にして良かったです。
来春、目地に砂利を入れます。
なぜ来春かというとこれからの時期、上空からカラマツの葉が落葉し、あたり一面に積もってしまい、せっかくまいた綺麗な砂利からそれらを取り除くのが面倒だからです。
吐く息がうっすら白い河口湖より今回はここまでで。
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・・・2015.10.21更新
河口湖2日目です。
お施主さんのご要望である「色々な樹木と色々な植物を植えて欲しい」ですが、これに関しては少し慎重にいかなければなりません。
というのも、ここ河口湖周辺は寒冷地、冬季は氷点下の世界となります。耐寒性の無い植物を植えれば凍死確実ですので、十分な検討が必要です。
現場周辺を散策して、イケそうな植物や、近隣住民への聞き込みからダメそうな植物など、情報収集して臨みます。
まず建物の正面にシンボル的に植えたのが「ヤマボウシ」お施主さんの要望もあって植えました。
大きくなるのが楽しみです。
続きまして「スズランノキ」こちらは世界三大紅葉樹にも選ばれる一本で、ちょうど花がスズランに似ているのでそう呼ばれます。これくらい大きいサイズはなかなか無くて、生産者さんの畑を歩き回って見つけた時は思わずガッツポーズしてしまいました。
周囲を松の木立ちに囲まれた別荘で、野草は多いものの、これといった雑木もないので、特に紅葉の綺麗な落葉樹を中心に選びました。
・カエデ:イロハ
・カエデ:枝垂れ(紅)
・カエデ:枝垂れ(青)
・フォッサギラ:マヨール
・柏葉あじさい
・ブルーベリーなどなど。。。
撮影に耐えられるくらいの姿になったらカメラに収めようと思います。
今日はこのへんで
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・・・2015.10.20更新
昨日に引き続き河口湖です。
お施主さんのご要望は次の通りです。
・別荘の北側に目隠しがほしい
・おしゃれな立水栓がほしい
・色々な樹木と色々な植物を入れてほしい
・玄関ポーチを下りたところを何とかしたい
・枕木のアプローチを作りたい
まず北側の目隠しですが、確かにプロパンガスや室外機などが集中していたり、3部屋ある客室の窓から隣地が丸見えでした。隣地と言っても50mくらい離れていますが、お互いのプライベートエリアを確保するうえで必要ですね。
目隠しなのでここは冬でも葉の落ちない常緑樹を列植しようと思います。
選んだのは「シラカシ」日本のカシの仲間では耐寒性の強い品種です。
続いておしゃれな立水栓ということですが、ガルバリウムを使ったモダンな建物と周囲の自然とをうまく調和できないかな?と思い、こんな感じにしてみました。
眼を引く赤い水栓柱は外壁のガルバリウムと相性がよさそうです。
信楽焼きの黒い水受けの下に、崩したゴロタ石を配置し、周囲に植栽を行う予定です。
隣の樹木は「ツリバナ」です。成長すれば風情のある赤い実が楽しめます。
今日はひとまずここまで。