・・・2016.04.05更新
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3月を振り返ってます。
所沢市の造園組合さんより、所沢市役所のエントランスに桜の活け込みの依頼がありました。
所沢市が毎年主催する「国際交流フォーラム」というイベントを飾る会場装花で、昨年までは造園組合さん達が根巻きの桜を使っていたみたいです。
さっそく川越市場の枝もの担当、杉浦君と生産者さんのもとへ!
川越の富田さんは枝もの専門の生産者さんです。
「設営時期」「その時の開花具合」などを注文すると、ピタリと調整してくれます。
何種類かある桜の中から、今回は「敬翁桜」を選びました。
これが2月の終わりごろの話です。
そこから開花調整を行ってもらい、3月7日の入荷時には3分咲きと、見事に仕上げてもらったのですが、20℃越えの陽気が桜を襲い、3月10日の設営時にはこんな状態に・・・
いやいや、自然には勝てません。
でも屋内で雨風に当たらないため、1週間後の撤去の時も綺麗に咲いてました。
お客さんの反応もとても良かったようです。
よかったよかった!
・・・2016.02.28更新
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球根切花のスペシャリスト、千葉県は茂原の三宅花卉園さんより、魅惑の球根切花アソートです。
川越市場の屋代くんが頑張って取り寄せてくれました。
まずは原種系のアルストロメリアです。従来のアルストロメリアに比べ、小ぶりで趣があります。
こちらはラケナリア、よくムスカリと間違われます。
この花には名前が付いてなかったのですが、原種系のグラジオラスに似ています。
アレンジメントのラインフラワーとして重宝しそうです。
最後にティコフィレア科に属するゼフィラ(左)とシアネラ(右)
野趣あふれるラインナップでお客さんの関心を集めますが、お値段も結構するので使いどころが難しいですね。
自身も栽培経験があるので、育成の難しさと希少性を鑑みると決して高くはないと思うのですが・・・
なかなか取り扱いの難しいお花達です。
・・・2016.02.01更新
旦那様の定年に際し、勤続年数と同じ本数の花を贈りたいという奥様からのご注文でした。
ここで白羽の矢が立ったのが「カーネーション」です。
毎度おなじみ、鈴木花卉園さんから毎週届く「プレミアム10品種ミックス」の中から、黄/オレンジ系中心に42本です。
母の日以外でこんなにたくさんのカーネーションを使った花束はなかなかありませんね~
どうしてもカーネーションというと母の日のイメージがぬぐい切れないのですが、「そんなことないですよ~」と日々布教活動しています。
豊富な花色、花持ちの良さ、価格など、バラと並び賞賛したい主役級の花だと思います。
先日、鈴木花卉園さんとも話しましたが、「いっそのこと母の日にカーネーションを贈る習慣を止めにしよう!そうすれば日常のカーネーション需要がもっと増えるかもしれない」なんて話しをしましたが、まあせめてバラやガーベラなどの周年生産の花の中で、年毎に持ち回りってのもいいんじゃない?と思いました。
・・・2016.01.24更新
オランダはLEX+社の「ヴァーグ+」
フルオープンです。見事!
ご来店のお客様からは「牡丹?芍薬?ダリア?」などと言われる始末・・・
内田バラ園生産のこの「ヴァーグ+」を仕入れたのが昨年の12/25なのでそろそろ1ヶ月。
花持ち実験も兼ねて品質管理をしてきたので、50cmあった丈も10cmになりました。
入荷後12日目に値札を外し、残った5本ほどを売り場の片隅で観察していたのですが、やはりインパクトが強いのでしょう、多くのお客様に「これはなんて花?」と聞かれました。
そのうちの1人に(言ってしまえば売れ残りなんですが)「どうしても売ってほしい」と頼まれ、2本お譲りしました。
その後も成人式のヘアードのパーツに泣く泣く使用したり、入荷直後よりもフルオープンになってからの反響の方がすごかったです。
唯一残った1本を大事に管理してますが、この「ヴァーグ+」そろそろ次のステージに移行しようと思います♪(その様子はまたどこかのタイミングでご紹介しますね)
・・・2016.01.13更新
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そういえば昨年の冬に行ったのを思い出しました。以前のエントリでも書きましたが東京ディズニーリゾートの植栽は本当に楽しいです。特にカラフルな草花植栽では圧倒的なボリュームとカラースキーム。季節ごとに(いつの間にか)変わっている植栽に使用する苗の数は年間70万ポット以上とも言われています。
今回、ディズニーシーのシンボル「アクアスフィア」の後ろの大きな花壇は、奥から「ストック」「ビオラ」「チェイランサス」といった冬の1年草をエリアで植え分けたゾーニング植栽でした。毎回アトラクションには一切乗らない、「植栽見物&グルメツアー」なので、晴れ空には感謝です。
アクアスフィアの横の花壇はクリスマスらしいとてもカラフルな植栽でした。色とりどりの「ビオラ」と「ガーデンシクラメン」こちらはゾーニングではなくランダムに植栽されており、これにより賑やかさが増します。
これだけの量を植えるのはとても大変なんだろうな~と思いながら、植え忘れられたと思われるガーデンシクラメンをこっそり植えておきました。
続いてコンテナ植栽、ベースとなる土の中央を高く盛って植栽を立体的に見せてます。
水やりの際に崩れないのかと心配してしまいます。
そして景観樹ではエリアのテーマに沿ったユニークな剪定なども見所です。
こちらはのプラタナスは、夏場はいい日除けになりそうですね。
続いてメディテレーニアンハーバーのアクセサリー屋さん脇の植栽、商売がら使用植物の数量と単価を掛けてしまい、「高っ!」と、まだまだ魔法にかかっていない自分を呪います。
アラビアンコーストで多く使われている「ストレリチア」のコンテナ植栽は花芽が15本くらい立っていて、全部が開花したらさぞ見事でしょうね!
ディズニーシーの記念樹と呼ばれている「アコウ」という木は天然記念物にも指定されており、みなさんが良く知るポイントではロストリバーデルタの喫煙所近くに巨木があります。(この画像はネットで拾ってきました)
沖縄から運ばれたというこの「アコウ」はクワ科イチヂク属の常緑高木で、フトモモ科の「ジャボチカバ」のように幹に実を付けるユニークな樹木です。
今回訪れた際にもびっしりと実が付いてました。
ディズニー植栽では、たとえばロストリバーデルタ周辺は密林風にとか、アラビアンコースト周辺では中東風にとか、プロメテウス火山の溶岩地帯では植物をあえて無くしたりとか、エリアのテーマに沿って考えられた植栽計画がなされており、だからこそゲストは(そんな意図的な植栽に気づくことなく)自然にディズニーワールドを満喫できるのだと思います。この「意図して作ったのに気づかれない植栽」というのはとてもハイレベルな植栽で、これがディズニーで言うところの「魔法」であり、日本の造園文化的に言えば「わび・さび」だと思うのです。
ちなみに「魔法」にはいくつか種類があり、今回は「植物・植栽」でしたが、ほかにも「造形」や「キャスト」などもあるようで、それはまた別の機会に・・・
<番外編>
メディテレーニアンハーバーを抜けてミステリアスアイランドへ向かう洞窟の手前に、私の為に作られた(ような)遊歩道があり、そこでいつも「こいつ」の様子を見ます。
「アガベ」
竜の舌に見えることからリュウゼツランとも呼ばれています。
こんな誰もいない遊歩道(ちょっと1段あがった感じのところ)で熱心に写真など撮ってるもんですから、一般のゲストから見ると「あの人は何を撮ってるんだろう?もしかして隠れミッキー?」などと、毎度不思議そうな視線を浴びてます。
隠れミッキーといえばミッキーを模して意図的に作られたミッキーマークで、パーク内には数多くの隠れミッキーが存在します。
有名どころだと「ミゲルズ・エルドラド・キャンティーナ」前の小屋にぶら下がったひょうたんや・・・
マーメイドラグーンの「トリトンズ・キングダム」入り口にあるコチラなどです。
自力で発見し、あまり評価されていないところでは、同じくマーメイドラグーンのアリエル像脇のライト・・・
下から覗くと・・・
じゃーん!
これを発見した時は子供のようにはしゃぎましたね~
さらに私達夫婦くらいになるとポップコーンの中にすら発見してしまいます。
大人から子供まで、隅から隅まで楽しめるディズニーワールド<番外編>でした。