・・・2018.07.02更新
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いよいよ25mの「サワラ」に挑みます。
親方がクレーンに吊られながら切断箇所に等間隔で印を付けていきます。
最上部に到達しました。ワイヤーを掛けてチェーンソーのエンジンを回します。
スパッ!
この後、もう一回カットしたあと親方は一時帰還します。失礼ですがとてもシュールです。
帰還した親方が装着したのは「昇柱器」と呼ばれるアイテムで、足場のない高木で作業する際、コイツのツメを木に引っ掛けることでポジションをキープできます。
映画「キツツキと雨」で木こり役を演じた役所広司は、撮影のため親方の地元へ訪れた際に「昇柱器」の装着指導を受けたそうです。
そして親方は再び旅立ちます・・・
昇柱器のツメを引っ掛け、いざ切断!
親方のチェーンソーは豆腐を切るが如くスパスパ切れます。
さあラストスパートです!親方いわく最後に登ったハシゴが一番怖かったそうです。
近くで見るとすごい大きさです。
切り出した木のうち、木材として売れるものについては買い取ってもらいますが、そうでない部分については薪にしてもらいます。
ここで登場したのが「巻き割り機」です。
適当なサイズに切って機械にセットし、レバーを下げると・・・
メキメキと音を立てて裂けていきます!
今回の現場では相当量の薪ができました。
さて巨木ですが、根に近い箇所が腐食していました。これが原因で倒木し、周辺に甚大な被害を出したかもしれないと、考えただけでゾッとします。
そんなこんなで無事に作業が終了しました。ウチの車が30台くらい買えてしまう「ラフター」も帰路につきます。みなさんお疲れさまでした。
・・・2018.07.01更新
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巨木伐採、作業開始です!
ブームと呼ばれるアームの先端に「孫」と呼ばれるオプションを付けましたが、なぜ「孫」なのか?まずは画像をご覧ください。
ブームの一段目(本体から出ている黄色のやつ)を「親」と呼び、そこに内蔵された3本のブームが「子」、だからオプションのブームは「孫」なのです。ちなみに「孫」の中には「ひ孫」が内蔵されてます(笑)
まずは手前の「カシ」を半分のサイズにします。親方が何やら準備中・・・
ヒェ~!ダイナミック!取り付けたインカムで昇降の指示を出します。
カシの中に潜り込み、幹にワイヤーを巻き付けます。
チェーンソーのエンジンがかかりました!いよいよ切断開始!
スパッ! お見事です!
ここで頼もしい機械の紹介。枝葉を粉砕してチップにする粉砕機です。
おっと!先ほど切ったカシが吊られてきました。近くで見るとデカイです!
枝をバラして粉砕機に突っ込みます。粉砕してチップにしたものは右のフレコンバッグに溜まります。
よく食べてくれます(笑)
重機の操縦、伐採、解体、息の合ったチームプレーで割とあっさりカシの枝おろしが終了しました。
次回はいよいよ本丸「サワラ」です!
つづく
・・・2018.06.30更新
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みなさんは空師(そらし)という職業を御存じですか?海外ではアーボリストなんて呼ばれています。倒木の危険性がある高木や、切り倒す事が出来ないくらい狭い場所に立つ高木などを専門に、枝おろしや伐採などをおこなうスペシャリストです。ビルや電柱などない時代、空に一番近いところで作業していたことから「空師」と呼ばれるそうです。
数か月前、植栽や剪定の年間メンテナンスをやらせていただいている法人さまからの御依頼で、敷地内に植わっている巨木を伐採することに・・ただ植わっている場所がとても厄介で、お墓と隣家と倉庫に挟まれた狭所なのです。しかも相手は樹高25mの針葉樹「サワラ」これはもう空師の出番です(汗)
左のスラっとしたのが「サワラ」で手前のモコモコしたのが「カシ」です。隠れて見えませんが奥にもう1本「カシ」があります。今回の作業では「ラフター」と呼ばれる大型のクレーン車の力を借ります。
作業当日、25tのラフター登場!私道ギリギリです!
建物の間もギリギリ通過・・・
本来であれば作業停止位置でブーム(吊り上げをおこなう伸縮するアーム)を伸ばすのですが、電線や建物などの障害物があるため、少し手前でセッティングをおこないます。
ラフターの停止位置から目標とする巨木までかなりの距離があり、通常のブームだと届かないため、今回は「孫」と呼ばれるオプションを取り付けます。なんで「孫」と呼ぶかはあとで書きますが、取りあえずセッティング完了です。
無事に電線を通過し、いよいよ作業開始です! つづく