• コストvs感動

    ・・・2017年01月13日更新

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    ちょっと驚いた事があったので書こうと思います。

    12/28のエントリで鈴木花卉園さんのカーネーションご紹介しました。その時は横箱に寝かすように梱包した「乾式輸送」でした。遡って11月に普段行かない市場で見かけた鈴木さんのカーネーションは、水の入った黒い桶にカーネーションを浸けた「湿式輸送」でした。この方が水に浸かりながら輸送されるので「乾式輸送」に比べて状態の良いままお花屋さんに届きます。「うちにも湿式で入荷しないかなぁ・・・」と思っていたらナント今年に入り!!

     

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    黒バケツを通り越してオリジナルBOXの湿式輸送で入荷しました!

    白い段ボールにオリジナルデザイン、輸送中に水がこぼれない専用容器、オシャレな英字新聞を丁寧に外すと・・・

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    高価なPHスリーブに包まれたクオリティの高いカーネーションが・・・しかもこのPHスリーブ、よく見ると鈴木花卉園のロゴが!しかも色違いで4~5色くらい?段ボールと合わせて版代やら印刷代など、いくらかかっているのでしょうか?意見が分かれる所かもしれませんが、「無駄な経費」と切り捨てる経営者もいるでしょう。結局は捨てられ、お金にはならないところですから。しかし僕はこれを無駄とは感じず、鈴木さんのカーネーションに対する愛を感じました。手間暇かけて作ったカーネーションがお嫁に行く時、素敵なドレスを着せてあげる親心のようなものさえ感じさせます。(我々のあずかり知らぬ機能性もあるかもせれませんが)

    オシャレな料理など、器にこだわってみたり、彩りで笹やカエデの葉などを添えてみたりしますが、より良く見せるためのエッセンスですよね?これがマズイ料理だったり品質の低い花であればただの「誤魔化し」ですが、良いものをより良く見せるための、もっと言うならファンを感動させる手法のひとつではないでしょうか?

     

    まぁ鈴木花卉園ファンの僕はあっさり感動してしまいましたがね・・・うちも頑張ろうっと(溜息)