Shop Blog
Shop Blog
  • ディズニー冬の植栽2015

    ・・・2016.01.13更新

    <facebookからご覧いただく方へ:システム上、画像が1枚しか表示されないため、文脈と画像の整合性がとれません。恐れ入りますがfacebookからご覧になっている方は本分の最後にあるURLからホームページへお越しください>

     

    001

    そういえば昨年の冬に行ったのを思い出しました。以前のエントリでも書きましたが東京ディズニーリゾートの植栽は本当に楽しいです。特にカラフルな草花植栽では圧倒的なボリュームとカラースキーム。季節ごとに(いつの間にか)変わっている植栽に使用する苗の数は年間70万ポット以上とも言われています。

    今回、ディズニーシーのシンボル「アクアスフィア」の後ろの大きな花壇は、奥から「ストック」「ビオラ」「チェイランサス」といった冬の1年草をエリアで植え分けたゾーニング植栽でした。毎回アトラクションには一切乗らない、「植栽見物&グルメツアー」なので、晴れ空には感謝です。

     

    アクアスフィアの横の花壇はクリスマスらしいとてもカラフルな植栽でした。色とりどりの「ビオラ」と「ガーデンシクラメン」こちらはゾーニングではなくランダムに植栽されており、これにより賑やかさが増します。

    003

    これだけの量を植えるのはとても大変なんだろうな~と思いながら、植え忘れられたと思われるガーデンシクラメンをこっそり植えておきました。

    続いてコンテナ植栽、ベースとなる土の中央を高く盛って植栽を立体的に見せてます。

    水やりの際に崩れないのかと心配してしまいます。

    004

     

    そして景観樹ではエリアのテーマに沿ったユニークな剪定なども見所です。

    007

     

    こちらはのプラタナスは、夏場はいい日除けになりそうですね。

    008

     

    続いてメディテレーニアンハーバーのアクセサリー屋さん脇の植栽、商売がら使用植物の数量と単価を掛けてしまい、「高っ!」と、まだまだ魔法にかかっていない自分を呪います。

    009

     

    アラビアンコーストで多く使われている「ストレリチア」のコンテナ植栽は花芽が15本くらい立っていて、全部が開花したらさぞ見事でしょうね!

    016

     

    ディズニーシーの記念樹と呼ばれている「アコウ」という木は天然記念物にも指定されており、みなさんが良く知るポイントではロストリバーデルタの喫煙所近くに巨木があります。(この画像はネットで拾ってきました)

    e0055176_20375838

    沖縄から運ばれたというこの「アコウ」はクワ科イチヂク属の常緑高木で、フトモモ科の「ジャボチカバ」のように幹に実を付けるユニークな樹木です。

    028

    今回訪れた際にもびっしりと実が付いてました。

    029

    ディズニー植栽では、たとえばロストリバーデルタ周辺は密林風にとか、アラビアンコースト周辺では中東風にとか、プロメテウス火山の溶岩地帯では植物をあえて無くしたりとか、エリアのテーマに沿って考えられた植栽計画がなされており、だからこそゲストは(そんな意図的な植栽に気づくことなく)自然にディズニーワールドを満喫できるのだと思います。この「意図して作ったのに気づかれない植栽」というのはとてもハイレベルな植栽で、これがディズニーで言うところの「魔法」であり、日本の造園文化的に言えば「わび・さび」だと思うのです。

    ちなみに「魔法」にはいくつか種類があり、今回は「植物・植栽」でしたが、ほかにも「造形」や「キャスト」などもあるようで、それはまた別の機会に・・・

     

    <番外編>

    メディテレーニアンハーバーを抜けてミステリアスアイランドへ向かう洞窟の手前に、私の為に作られた(ような)遊歩道があり、そこでいつも「こいつ」の様子を見ます。

    011

    「アガベ」

    竜の舌に見えることからリュウゼツランとも呼ばれています。

    こんな誰もいない遊歩道(ちょっと1段あがった感じのところ)で熱心に写真など撮ってるもんですから、一般のゲストから見ると「あの人は何を撮ってるんだろう?もしかして隠れミッキー?」などと、毎度不思議そうな視線を浴びてます。

    隠れミッキーといえばミッキーを模して意図的に作られたミッキーマークで、パーク内には数多くの隠れミッキーが存在します。

    有名どころだと「ミゲルズ・エルドラド・キャンティーナ」前の小屋にぶら下がったひょうたんや・・・

    026

    マーメイドラグーンの「トリトンズ・キングダム」入り口にあるコチラなどです。

    024

     

    自力で発見し、あまり評価されていないところでは、同じくマーメイドラグーンのアリエル像脇のライト・・・

    019

     

    下から覗くと・・・

    018

    じゃーん!

    これを発見した時は子供のようにはしゃぎましたね~

    さらに私達夫婦くらいになるとポップコーンの中にすら発見してしまいます。

    032

     

    大人から子供まで、隅から隅まで楽しめるディズニーワールド<番外編>でした。

  • 切花入荷情報

    ・・・2016.01.12更新

    地元「JAふかや」は球根切花の産出が全国でもトップクラスです。今回入荷したのは球根切花の代表格であるチューリップの中でも生産量としては少ないパーロット咲きという咲き方のチューリップで、名を「ウィンターパーロット」と言います。

    IMG_1935

    通常50本で出荷されるチューリップにおいて、30本単位で出荷されることから希少性と高価格商品であることが伺えます。

     

    このパーロット咲き、「パーロット=オウム」との事で、どうやら花びらがオウムの羽に似ている事に由来しているそうですが、咲いた姿はだらしなく見え、個人的にはつぼみが少し膨らんだ画像のような感じの時が一番好きです。

     

  • 切花入荷情報

    ・・・2016.01.11更新

    JAとぴあ浜松のラナンキュラス「モルバン」です。

    花びらのエッジがウェーブがかっていてエレガントな印象です。育成条件によるものなのか、花色も白~クリーム~ベージュ~シルバーピンクの間を行ったり来たりと定まらないユニークな品種です。

    IMG_1919

  • 切花入荷情報

    ・・・2016.01.10更新

    愛知県は豊橋の辻増浩さん生産の「ミスティックサラ」です。

    代わりになる品種が思いつかない大好きな色です。

    IMG_1918

  • 切花入荷情報

    ・・・2016.01.09更新

    <facebookからご覧いただく方へ:システム上、画像が1枚しか表示されないため、文脈と画像の整合性がとれません。恐れ入りますがfacebookからご覧になっている方は本分の最後にあるURLからホームページへお越しください>

     

    アルストロメリア:ブライズメイド

    IMG_1917

    2013年にデビューしたこのアルストロメリアは従来のものに比べ花の付き方が特徴的です。さらには花持ち、連続開花性に優れ、下から上へと長い時間をかけて確実に咲いていきます。

     

    2015年11月30日に入荷したものをスタンド花に使用し、2週間後、そのスタンドを回収に伺った際でも生き生きと咲いており、処分するのも可哀想なので、家に持ち帰ったところ、今日現在5番目のつぼみまでもが開花しています。

     

    IMG_1915

    なんと入荷後40日経過ですよ・・・

    桜のような花色と小ぶりな花形も魅力です♪

    現在6番目のつぼみが控えていますが、果たしてこのつぼみも咲くのか!?

  • 2016年始動

    ・・・2016.01.06更新

    image1.JPG

    旧年中は多くのお客様にご利用いただき感謝申し上げます。2015年は「鮮度保持」や「品質管理」など、お花をお買い上げ頂いたお客様に、より長く愛でて頂けるような自社での取り組みや、お客様へのアドバイスなどが記憶に残る年でした。本年も昨年以上に「鮮度保持」「品質管理」について追求していき、お客様満足の一助となるべく邁進してきたいと考えます。お客様がお花を手にしたその瞬間から「満足度時計」が作動するとしたら、なるべく長く動いていてほしいものです。

    本日、新年初めての仕入れでした。明日7日より「のはな2016」スタートです。

  • 年末です

    ・・・2015.12.28更新

    今年も残すところあと3日となりました。

    お花屋さんにとってこのラスト3日はとても忙しい3日となります。

    今日まで商品作りや売り場の整備などで毎日24:00越えの残業の日々でしたが、明日からはさらに忙しくなるでしょう。

    昨年は29日が雨天で客足も伸び悩みましたが、今年は天気にも恵まれそうです。

    準備は万全!多くのお客様のご来店をお待ちしております。

    IMG_1872

  • 切花入荷情報

    ・・・2015.12.18更新

    高知県は「JA土佐あき」より、八重咲きユリの「エレナ」です。

    もはや八重を通り越した感があります。

    007

    目にした誰もが感嘆の声をあげる逸品です。

    少々値の張る花ですが、意外にもご自宅用にお求めになるお客様が多かったです。

    八重咲きのユリは開花/着色に相当の栄養が必要なため、切花として入荷する際は、画像のような段階まで仕上げてきます。

    今回は4輪中3輪が開花/着色でした。

    しかし見事です。

  • 生産者紹介:鈴木花卉園

    ・・・2015.12.15更新

    <facebookからご覧いただく方へ:システム上、画像が1枚しか表示されないため、文脈と画像の整合性がとれません。恐れ入りますがfacebookからご覧になっている方は本分の最後にあるURLからホームページへお越しください>

     

     

    千葉県は南房総より鈴木花卉園さんに訪店いただきました。川越市場の佐々木くんも同行です。遠路はるばるありがとうございます!

    鈴木花卉園さんはカーネーションを中心にケイトウやジニア、テマリソウなども手がけており、のはなへは今月から来年の6月くらいまで、鈴木花卉園さんの手がける31品種のスタンダードカーネーションの中から「おまかせ10品種」を毎週出荷して頂ける事になりました。

    鈴木花卉園さんのカーネーションにおけるコンセプトに「艶感」というものがあるのですが、他の産地のカーネーションと見比べると、確かに艶っぽさが際立っているのが分かります。

    また少量多品種で出荷して頂けるため、ブーケやアレンジメントなど、様々な色合わせのニーズに対応できるのも魅力です。

    さらに日持ちも抜群で、お客様に自信を持ってお勧めできます。開店祝のスタンド花に使用して、2週間後の引き取りの際、葉物以外で唯一生き残っていたのが鈴木花卉園さんのカーネーションでした。

    IMG_1849

     

    代表の鈴木さんは小売店や市場、同業者の隔てなく、遠方まで出向き、色々な声に耳を傾けて色々とチャレンジしていくスピリットの持ち主で、本日は色々なお話しをさせていただきましたが、共感と感心の連続で、とても良い時間を過ごすことができました。鈴木さんとのコネクションを開拓した佐々木くんにも感謝です。

     

    <おまけ>

    鈴木さんよりお土産をいただきました。

    鈴木花卉園ブランドのTシャツとステッカーです!

    すごいぞ鈴木花卉園!

    ありがとうございました!

    IMG_1850

  • とある菌のお話し

    ・・・2015.12.02更新

    先日、川越でバラの生産をされている内田さんに訪店いただきました。切り花を扱う生産者さんや我々花屋の天敵、花を腐らせるカビ菌、通称「ボト」といわれるボトリチス菌の発生原因や感染ルート、予防について熱く語り合いました。

     
    ボトリチス菌は梅雨や秋雨の時期など、湿度の高い時に発生し、蔓延のスピードも速いので、すごく気を使います。
    内田さんのハウスでもすごく気を使って栽培していますが、やはりたまに症状が出てしまうバラもあるそうです。そんなときは被害が広がらないよう、ひいては我々花屋やエンドユーザーの信頼のために、やむなく処分するそうです。
    内田バラ園さんは市場へバラを持ち込む際、市場の保冷庫の湿度を測ったり、その日の環境に応じて常にベストを模索しています。
    しかしながらここまで徹底しても、バラを買い付けた花屋さんがお店でいい加減な管理をすればボトリチス菌はあっという間に発生、繁殖してしまいます。そうなんです。ボトリチス菌は我々の身の回りに普通に存在する菌なんです。
    お店の管理がいい加減なために発生したボトリチス菌なのに「あの人が作ったバラはすぐシミが出るね」という花屋さん達の話を聞くと、一生懸命頑張っている生産者さん達がとても気の毒に思えます。と、同時にバラをお買い上げいただくお客様にも、我々が知りうる限りのボトリチス菌対策をお教えしなくてはならないことを思い知らされます。
    世の中にはボトリチス菌が出ていても出荷する生産者、発生した花びらをむしって売ってしまう花屋さんもいます。背に腹は変えられないのは分かりますが、その被害を受けるのはお客様であり、それによりしっぺ返しを喰らうのは紛れもなく自分達なんだということを考える今日この頃です。

     

    退屈な話題なので次に明るい話題

     

    結婚記念日にお花を贈る男性は多いですが、年を重ねるごとにバラの本数を増やしていき、とうとう結婚30周年で赤バラ30本を贈るというまるで映画のようなお客様からのご予約をいただきました。

    おそらくここ十数年はすごい出費!なんて下世話なことを考えてしまいますが、だからこそ最高品質の赤バラを御用意しなければと思います。

    内田バラ園さんに相談した結果、選ばれた赤バラがこちら

     

    「ミルナ+」

     

    image1 (4)

    名前の横に「+」マーク

    はいオランダはLEX+社のバラですね。

    ほんのりウェーブがかった花弁がとてもエレガントで、発色もとても良かったです。

    どうかお客様のご自宅で「ボト」が出ませんように。。。