・・・2016.05.17更新
<システム上、画像が1枚しか表示されないため、facebookからご覧になっている方は画像をクリックするか、本分の最後にあるURLからホームページへお越しください>
葉色の美しい樹木で個人的に一番気に入っている「アメリカハナズオウ:シルバークラウド」の新芽が吹きました。
白い葉は強光線に弱く、とくに真夏の西日をダイレクトに浴びてしまうと茶枯れてしまうので植え場所は慎重に検討する必要があります。nohana-gardenではちょうどシンボルのクスノキが日よけになってくれます。
同じくアメリカハナズオウの「ハートオブゴールド」はその名のとおり黄金色をしたハート形の葉っぱが美しい品種です。
もうすぐ「葉切り蜂」が巣作りの材料にするため穴だらけにしていきます。
薬剤散布で予防してもいいのですが、全身をコンパスのように使い、上手に丸く切るもんですから、「神秘さや不思議さに目をみはる感性」を大切にする当店としては、ぜひ多くの人にその瞬間を見てほしい為に、あえて放置です。
・・・2016.05.17更新
・・・2016.05.17更新
母の日も終わり、落ち着きを取り戻した当店の庭では様々な植物達が次々と咲きだしました。
半日陰でも生育のよい「スノーグース」を背景に、ジギタリスやカンパニュラ、ゲラニューム達が競い合うように咲き乱れています。
こちらはセアノサス(Ceanothus)、今年一番通行人の目を奪いました。
北アメリカ原産でカリフォルニア州に多く分布していることと、花の付き方がライラックに似ているからという理由で別名をカリフォルニアライラックと言いますが、ライラックとは全くの別種です。
一度真夏の水切れで枯らしてしまった苦い経験があり、それでも夢を捨てきれず2度目の挑戦です。2年目の今年は更なる成長を願って初めて鋏を入れます。(大きくしたいのになぜ切ってしまうのか?気になる方はどーぞお問い合わせください^^)
つづく
・・・2016.05.05更新
川越市場のリエさんから珍しく写真付きでメールが来たかと思ったら電話が鳴りました。
「画像見ましたぁ?」
見てみるとこんなカーネーションが写ってました。
国産の白いカーネーションに染料を吸わせたカーネーションなんですが、なかなかの色合いです。
とりあえず全部いただいて、アレンジしてみました。
一応、イーフローラのECサイトでも販売を試みましたので興味のある方はコチラをご覧くださいませ。
>>リエさん、うまく料理できましたかね?
・・・2016.04.30更新
お花屋さんが1年で1番忙しい日、「母の日」まであと1週間ですね!
母の日の切り花商品見本を店頭に置きました♪ギフト鉢花につきましては品質管理の点から週明けにディスプレイする予定です。今年もバイヤー厳選の「心ときめくギフト」を充実させますよ~(^^)皆様のご来店を心よりお待ちしております♪
この時期いつも思うのですが、スーパーや量販さんの「母の日」コーナーで、ずいぶん早い段階から商品をディスプレイして、管理もままならない為に無残な姿で売り場に放置されている姿をみるととても悲しくなります。
「売っておしまい」ではなく、最後に受け取るお客様のところでこそ最高のパフォーマンスを発揮しなければならないのに・・・
だからのはなではいつもギリギリ💦
ほかのお店を見ると展開が早くてすごく焦るのですが、どうかご理解ください。
・・・2016.04.26更新
以前ご紹介した球根切り花のスペシャリスト、三宅花卉園さんより、非常にマニアックな切り花の入荷です。
(過去のエントリはこちら)
アルストロメリア:レオントキール
とても珍しい、つる性のアルストロメリアです。
一見してコレがアルストロメリアとは誰も思わないでしょう・・・
レオントキールとは「ライオンの手」という意味だそうです。
つる性ということで、自立できないくらい軟らかいのかと思いきや、結構な硬さと弾力です!
市場担当者の屋代くんは我々買参人を飽きさせないよう日々頑張っていますが、これはいい仕事です。
希少性から話題性へ、繰り返すうちにそれはお店の個性となるでしょう。
日持ちや経過など、今後ゆっくり観察していこうと思います。
・・・2016.04.17更新
私が花屋の世界に足を踏み入れたのが今から約20年前。
当時、最大5店舗を展開する花屋だった。
花の引き売りからスタートした創業者の吉川氏は百貨店とのテナント契約を足がかりに事業を拡大。
花屋の枠を飛び越え、造園、土木、建築の分野で会社を大きく成長させていった。
私が入社した頃、すでに花部門の運営は現場に任せており、時折ふらっとお店に顔を出すくらいだったが、その小柄な体とは裏腹に「昭和の大社長」を感じさせた。
その吉川氏が亡くなった。
眼鏡の奥のギラギラと鋭い眼光は相手の心を見透かし、萎縮させる反面、笑うととても優しく、不思議な安心感があった。
決断が早く、常に我々のはるか先を走っている印象。
怒ると何を言っているのか聞き取れない。聞き返すな。感じろ。
いつでも開けっ放しの社長室には立派な椅子や豪華なソファーがあるのに、いつ訪れてもカーペットにあぐらをかいている。「おぅ!ちょっとここ座れ!」
常に将棋の盤がカーペットに鎮座しており、訪れる4回に1回は誰かと指している。(決断力はここで磨くのか?)
うどんが好きで、初めて「甚五郎」に連れていって頂いたのは社長である。
タバコも大好き。咥えると誰かがすかさず火を点ける。
豪快。宴席で店員さんを呼ぼうとした私の後ろから「パーン!パーン!」と大きな柏手。「はーい!ただ今!」と店員さん。「これでいいんだよ」とニッコリ社長。
自身で花を売っていた時代、なかなか売れない盆栽の向きを180度変えたらすぐ売れた。「そういうことだ!」とドヤ顔の社長。社員全員、100回は聞きました。
入社して3年たった頃、いつものようにフラッと店を訪れた社長に近所の喫茶店へ呼びだされた。
「配置換えだ!これからお前が全店仕切れ!やるんだ!」
頼んだアイスコーヒーは最後まで喉を通ることはなかった。心を映す鏡のように、じわじわと汗をかくアイスコーヒーがそこにあった。今でも鮮明に憶えている。
思えばこの出来事が人生の岐路であり、その後の貴重な経験が私の花屋経営の礎であったことに間違いは無い。
だからこそ社長には(文句もちょっとはあるが)とても感謝している。
退職して約15年、久々の対面がよもやこのような形になるとは思いもしなかった。
どうか安らかに。
あなたの子達で花屋オーナーが何人も生まれました。
そしてその成功こそがあなたへの最大の恩返しと、日々精進していきます。