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  • 才色兼備ほどモテないなんて・・・

    ・・・2025.01.21更新

    チューリップの歴史は古く、中央アジアでは数百年くらい前から楽しまれており、その後ヨーロッパに渡ると競い合うように品種改良が進み、その美しさから瞬く間に市民権を得て、一時はゴールド(金)よりも高く取引されたようで、世界で初めての経済バブルはチューリップであったと歴史書には記されています。

    日本には江戸時代に伝来し、和名を「鬱金香(うっこんこう)」と言いますが、生涯この名称を使用することはないと思います(笑)

    日本での生産は北陸が盛んで、よく「どこが生産量1位ですか?」と聞かれたりしますが、「球根の生産ですか?それとも切り花の生産ですか?」と意地悪く聞き返してしまいたくなります(確か球根が富山で切り花が新潟だったと記憶してます)

    しかしこの可愛いチューリップがウチのお店だとあまり人気がなく、悪意のないお客様が色づいたチューリップを見て「もう咲いてるわね」というたびに「はぁ・・・」とうなだれてしまいます。どうもチューリップは足が早いと勘違いされがちですね。

    そんなチューリップ魅力は「曲線美の美しさと日持ちの良さ」だと思います。

    こちらディスプレイ用ですが、入荷後かれこれ1ヶ月が経過しようとしています。伸びては重力に負けて垂れ下がり、そうかと思えば照明に向かって持ち上がり、開いては閉じ・・・

    実はチューリップはとても日持ちがいいのですよ!ぜひ試してみてください♪

  • 最新フラワーキーパーの性能とお花の品質管理

    ・・・2025.01.20更新

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    個人的には有料記事ネタでは?と思うくらいの内容です。先日、新品のフラワーキーパー(いわゆる切花用の冷蔵庫)を導入したので、そのレビューと、それを受けての方針です。

    これから花屋を始める人、フラワーキーパーを買い替える人、ボトリチス菌に悩まされている人は必見です。

     

    まずはこちら、照明も蛍光管からLEDに変わって抜群の明るさです。

    本来なら売り場に置かれるべき高価なショーケースを、敢えてバックヤードに配置している理由は、特に夏場、庫内の低温から屋外の高温にお花が晒された際に起こるヒートショックを避けるためです。お花や野菜などが低温から高温に晒されると結露が起こります。さらに結露が起こるとカビが発生しやすくなります。ボトリチス菌と呼ばれるカビ菌は日常の至る所に存在し、バラやトルコキキョウ、アルストロメリアといった特に高価なお花に発生しやすい花屋泣かせの菌なのです。逆に高温から低温への移動はその限りではありません。人間だって夏場の屋外からエアコンの効いた部屋に入ると汗が引きますよね?

    この寒暖差を少しでも解消すべく、のはなでは、冷蔵庫内の低温と屋外の高温の中間、お店の「最適温度」で販売をしています。

    じゃあ別にガラスケースでなくとも、単純な保冷庫で良いのでは?と冷蔵庫屋さんにも言われましたが、温度/湿度といった内部の情報や商品の在庫状況が一瞬で識別可能なのでここはこだわりでした。

    さらに言うと今回の新型フラワーキーパーには「除湿機能」が標準装備されていたのも気になるところでした。

     

     

     

    花屋を営む上で、接客と並んで重要なファクターが「品質管理」だと思います。

    特に湿度管理は先述の通りとても重要で、まだまだ多くの花屋さんはカビ菌発生の原因と対策に改善の余地があると感じています。では実際に湿度は何%くらいがいいのか?低ければ低いに越したことはないのですが、水の入った容器にお花を入れている都合上、なかなか普通には湿度は下がりません。あるバラ農家さんでは全ハウスをデジタル管理されていて、実際に見せてもらったことがあるのですが、各ハウスの温度や湿度をリアルタイムで把握できるようになっていました。その農家さんが言うには「75%を超えないように意識し、80%を超えたら警戒」とのことでした。

     

    さぁそれでは実験です

    【検証①】ノーマル運転・・・温度設定のみで普通に運転させて温度/湿度の振れ幅を確認

    絶望的な湿度93%を記録、最低70%まで下がったということで、通常運転だと70%から93%の間を行ったり来たりということですね。この状態では品質管理に並々ならぬ神経を注ぐのはなではアウトです。

     

    【検証②】除湿機能を使用・・・押したらどうなるか?ドキドキ・・・

    ん〜最低は60%まで下がりましたが、マックス湿度が相変わらずの90%超え・・・

    果たして除湿機能とは一体・・・

     

    【検証③】さらに除湿機を冷蔵庫内に入れて強制除湿

    うおーっ!!やったぜ母ちゃん!ついにマックス湿度も75%以内、これで理想的な環境が整いました!のはなでは今後も除湿機併用で品質管理を行なっていきます!

    今まで空間除菌剤を庫内に置いてみたりしましたが、なにぶん目に見えない菌に対しての事なので、2ヶ月に1個¥2000もする除菌剤の効果を疑い続けていたのも事実でした。

    そういえば世の中には営農指導を生業にしている方がおられて、農家さんと直接マネジメント契約をし、年間を通じて様々な営農に関するアドバイスをされているそうです。その方の情報によると空間除菌よりも冷蔵庫内の除湿と空気の揺らぎがカビ菌を抑える最も有効な手段という事らしいです。幸いにも庫内には除湿機の風やフラワーキーパーの冷蔵ファンが回っているので、もうこれで完璧かと。

    ちなみに除湿機にも様々なタイプがあります。高温時に強いコンプレッサー型、低温時に強いデシカント型、両方の特性を併せ持ったハイブリット型などがあり、冷蔵庫という場所柄、うちはデシカント型を設置しています。ただすぐにタンクが満水になって運転がストップしてしまうので、タンクに穴をあけ、ホースを直結し、そのホースをフラワーキーパーの排水ドレンに落とすという魔改造をしてます(笑)これで満水による運転停止はなくなりましたが、24時間連続運転で自動停止という迷惑な機能のために休日でも運転延長をしにいかなければならないのがネックで、誰かこの機能の魔改造をしてくれないかなぁと切に願っております。

    あとなんで今回の検証に温度/湿度計が3台も登場しているのかというと、1台では真偽不明、2台ではどちらが正しいか不明、ということで3台による検証でした(笑)

    疑り深いったらありゃしない。

  • 設備工事に至る経緯、そして

    ・・・2025.01.17更新

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    年が明け、事情を知らないお客様の多くが「いったいこの花屋はいつまで休んでるんだ」とお思いでしょう。そこで言い訳がてら、更新ネタも少ない閑散期なので簡単に経緯をお話し致します。

    当店があるこの場所は50年くらい前からずーっと花屋なんです(知ってました?)もともとは目の前に20棟以上ある「西武ハイツ」の販売所があった場所で、あらかた販売し終わった後、「この販売所の空き地どーすっか?」となり、ちょうど商店街のはずれに位置していたことから「貸して花屋にでもすっぺか?」となったそうです。

    ただ当時はホント更地で、初代は造園屋さん兼、園芸店をやっていただけのようです。

    2代目のオーナーさんも、もともとは園芸店出身の方なんですが、自力で温室を建てて、蘭類や観葉植物など、取り扱えるアイテムに幅を出したそうです。さらに時はバブル絶頂期で、3万円の胡蝶蘭や1万円のシクラメンが、それこそ飛ぶように売れた時代で、貸主さんがその成績の優秀さに敬意を表し立派な建屋を建ててくれたそうです。本格的に切り花を扱い始めたのはこの頃のようですね。

    3代目のオーナーさんになって敷地奥にプレハブ小屋が建てられました。(現在、事務所兼バックヤードとして使っているスペースです)この時プレハブ内に造作された床が悲鳴をあげ始めてきたのと、同じくプレハブ内にある切り花用の冷蔵庫が耐用年数を超えてきたのが重なったため、もっとも閑散期である1月に全部取り替えてしまおう!となったわけでございます。

    当店「株式会社のはな」は5代目の花屋となりますが、4代目の花屋から在籍しているスタッフ2名を中心に運営していますので、なんだかんだ20年以上この地に根を下ろしているということになります(ん〜感慨深い)

     

    さて設備工事の話に戻りましょう。

    事務所兼バックヤードとしてのプレハブの床を解体/撤去し、新たに張り替えるということは、その上にあるもの一旦全てどかさなかればいけません。とりわけ厄介だったのが4代目時代に自らが造作したこの棚です。一度バラしたら復元が困難なため、全ての柱と棚板にナンバリングしていきます。

    この棚は天井のH鋼に固定しているので、沈んだ床に対して宙吊り状態という(笑)

    床もボロボロ・・・

     

    こんな片付けを、世の中が呑んで騒いでる正月の2日からせっせとやっていました。そして新年の一般仕事始め、業者さんによる冷蔵庫の搬出作業が開始。

     

    「えっ?この冷蔵庫はどうやって搬入したんですか?」と聞かれるくらいギリギリ・・・

    この日、我が狭山台中央商店街では「花屋が倒産で差押え」という話題があったとかなかったとか(笑)

    冷蔵庫よ、お疲れ様でした!

     

     

    そして間髪入れずに床の解体です。

     

    束石を配置して、根太を転がしていきます。

     

    新設する冷蔵庫が乗る部分は耐荷重を考慮し、根太ピッチも狭めてもらいました。さらに防湿シートも敷設し、木材は水に強いヒノキを使用する徹底ぶり。

     

    これにて4日間の床工事が完了です。

     

    さて長きにわたる設備工事もようやく終わりを迎えました。

    ウチの車が2台も買えてしまうくらい高価な冷蔵庫を皆さまに直接お見せできず残念ですが、これで今日から営業再開です。

    大変お待たせいたしました♪

  • 謹賀新年

    ・・・2025.01.06更新

    新年あけましておめでとうございます。

    本年もどうぞよろしくお願いいたします。

    当店は年明けから設備工事のため、新年の営業開始がだいぶ遅くなります。

    詳細はカレンダーをご覧ください。

    ご迷惑をおかけしますがご理解のほどお願い申し上げます。

  • 迎春アレンジメント工場始動♪

    ・・・2024.12.27更新

    お正月を彩る迎春アレンジメントの制作が始まりました。

    腰に爆弾を抱えた工場長(嫁)が今年も満身創痍で頑張ってくれてます(泣)

    毎年売り場では「どれにしようか迷う」というお客様が、ひとつとして同じものがないアレンジを見比べ賑わっています。

    この迎春アレンジメント、だいたい12/31の午前中には完売してしまうので、早めにお買い求めください。

    話は変わり、高齢化に伴い廃業が相次ぐ正月の門松作りですが、ウチの工場長もいつまでアレンジ作りをやってくれるか心配です(笑)

  • 【検証】素人にポインセチアは上手に育てられるのか?

    ・・・2024.12.25更新

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    12月を彩る代表花であるポインセチアですが、クリスマスを過ぎれば需要もなく、ケーキ同様に半額コーナーへ追いやられてしまう事から、前年データや今年の動向を鑑みてギリギリの仕入れを心がけています(笑)

    ところが今年はなぜか絶好調で、12月の2週目くらいで予定数量が完売、クリスマスまで約10日と迫る中、ポインセチアの無い花屋が堂々と営業しているのはみっともないということで、「今年のポインセチアは好評につき完売しました」というPOPを貼りました(←リスクを取りたくないので新たに仕入れるという事はしない・泣)

     

    さてそんな中、ここ数年ポインセチアをプレゼントしていた母親から写メが届きました。素人ながらセミプロ認定してしまいたくなる母の育てたポインセチアをご覧ください。

    綺麗に色づかせるための「短日処理」を教え、9月頃からせっせと段ボールを被せては外しを繰り返した努力の結晶です。いやぁ〜見事でしょ?

    うちの母親、植物を育てるのが好きで、気づくとなんでも挿し木をしてしまうという悪い癖があります。「挿したら付いた(笑)」と子供のような笑顔には誤魔化されず、「なんでもかんでも挿すんじゃない」と注意をするのですがイタチごっこ。

    そういえば以前ポインセチアの生産者さんから聞いた話で、趣味でポインセチアの挿し木をしたおばちゃんが、増やしたポインセチアをフリマアプリで販売してしまった結果、種苗会社から巨額の損害賠償を請求されたというのを思い出しました。

    母がこの話を他山の石としてくれる事を願ってやまないクリスマスの夜でした。

     

  • クリスマスツリーアレンジ

    ・・・2024.12.16更新

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    数量限定につき大々的に公表していませんが、根強いリピーターさん達から今年もご注文をいただいているツリーアレンジ。カミさんいわく作業工程の複雑さから、取り掛かる前はかなり気が重いらしいのですが・・・

     

    まず孔雀ヒバやヒムロスギ、ブルーアイスでベースとなるツリーを作ります。

     

    ツリーのトップをリボンで縛れば、なんとなくツリー状の円錐に近い形になります。

     

    ここから飾り付けて完成ですが、あまりに可愛すぎてカミさんは「売りたくない」らしいです。

    本日より販売開始です。

     

  • 植物入荷情報

    ・・・2024.12.02更新

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    12月に入り、いよいよお店ではポインセチアの取り扱いを始めました。今年もポインセチア界の雄である「篠園芸」さんのハウスへお邪魔しに・・・

    いつ見ても圧巻です。3号から10号までサイズも豊富、なんなら吊り鉢だってありますよ。

    今年は各方面から「夏が暑すぎた」という話を耳にしました。篠さんのところも例外ではなく、暑さによって作りづらい品種も多々あり、具体的な品種名は言えませんが来年からドロップする(品種選定から外れる)品種もあるとのこと。←よりによってそれが個人的に一番好きな品種だったりします(泣)

     

    と、まぁそんなわけで車一杯に買付を行い、あわや支払いが足りなくなる寸前という(笑)

    さぁ頑張って売りましょう♪

  • 10周年感謝祭を終えて

    ・・・2024.11.12更新

    先日の「10周年創業お客様感謝祭」には多くのお客様にお越しいただきました。スタッフ一同心より御礼申し上げます。また、お客様プレゼントに里芋を協賛していただいた渡辺農園さん、事前準備を手伝ってくれた両親、全ての方々のお陰で10年を迎えられたと感謝しております。

    11年目に突入し、身体も心も無理がきかなくなり、「お店いつまで続けるか?」なんて話も出てくる今日この頃ですが、無理のない範囲で頑張っていこうと思いますので、どうぞみなさん今後とも宜しくお願い申し上げます。

  • 祝10周年♪創業お客様感謝祭が開催中です

    ・・・2024.11.02更新

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    多くのお客様に支えられ、のはなは創業から丸10年を迎えることができました。

    本当にありがとうございます。

    感謝の気持ちを込めた、年に一度のSALEも今年は少し頑張ってます。

    まずはご来場者様全員に粗品(入浴剤)をプレゼント♪

    さらにSALEのお知らせハガキをご持参いただいた方は、もれなく金券をプレゼント!その中でも¥2,200(税込)以上お買い上げいただいたお客様、先着10名様にオリジナルトートバッグをプレゼント♪

    トートバッグ配布が終了したら、期間中にお買い物をしていただいた全てのお客様に地元ほりがね産の里芋をドーンとプレゼントしちゃいますよ〜!

    SALE初日は開店前から多くのお客様にお並びいただき嬉しい悲鳴♪

    スタッフもお揃いのオリジナルTシャツを着てイベント感を出してます♪

    3日間の創業祭に合わせてなんと赤、白、黒の3パターンも作ってしまった(汗)

    SALEは花苗、花鉢が全品20%OFF!毎年大人気な奥富園芸さんのパンジー&ビオラは¥110(税込)

    マニアックな多肉植物だって20%OFFやっちゃいます!

    庭木だってなんだって、根っこがついたものならなんでも20%OFFなので、絶対に今がチャンスですよ〜

    オランダ産の巨大チューリップ球根は、ほぼ赤字で大放出(泣)

    昨日だけで40ケースくらい売れてしまったので今朝も早起きして仕入れてきました!

    奥富園芸さん「よく売れるね〜(笑)」

    そんな創業お客様感謝祭は明日3日(日)まで開催してますので、是非お誘い合わせの上お越しください♪