• 「のはな、イーフローラやめるってよ」

    ・・・2022年02月20日更新

    フラワーギフトを送る手段として、近場なら自社配達、遠方なら宅急便などの手段がありますが、宅急便は送料の他に梱包箱代も馬鹿にならず、例えば¥3000のアレンジメントを地方に配送すると、送料箱代を合わせて¥5000前後になってしまいます。

    そんな時にお客様の強い味方なのが、全国のお花屋さんを繋ぐネットワークで、お届け先の近くに加盟店があれば配達料無料〜数百円で届けてもらえます。

    日本には「花キューピット」や「フラワーシップ」、「イーフローラ」や「ジャパンフラワーネット」などの組織がしのぎを削っています。

    当店はこのうちの「イーフローラ」に所属しておりましたが、2/15をもって退会しました。理由は後述しますが、これによって今までご利用されていたお客様に多大なご迷惑をお掛けすることとなり、ここに深くお詫び申し上げます。

     

    初めに書いておくと、イーフローラの仕組みやサポート体制はとても素晴らしく、例えば他のネットワーク団体にありがちなカタログ商品というものがありません。逆に自分のお店のオリジナル商品を、ネット上にカタログ的に掲載できるので、他店との差別化が図れます。自店の強みが最大限発揮できるため、オリジナル商品の掲載には当店でもかなり力を入れていました。自店の配達エリアも細かく選定でき、市内でも町村レベルまで絞れ、少し距離のある場所は配達エリアから外すことも可能です。サポートセンターも休みなく対応に応じてくれ、とても助かりました。

     

    しかしながらそこに加盟する花屋さん達は千差万別で、同じ加盟店同士でありながら首を傾げることもしばしばでした。いくつか例を挙げてみます。

    ・イーフローラには「この花メール」というものがあり、これは配達した花束やアレンジメントの実際の画像を撮影し、ご依頼主さまが確認できるというもの。画像はデータベースにストックされ、いざ依頼店が「どの花屋さんに依頼しようか?」という時の指標にもなります。そのデータベースを見ながら「ここのお花屋さんは良さそうですよ」と、お客さんと一緒に選んだのに、実際に届けられた商品を見て「嘘だろ・・・」と思うことはザラ。

    ・「ピンクの花をメインにお願いします」と依頼して、送られてきたアレンジの画像にはメインに黄色のバラが・・・

    ・¥5000のアレンジメントを依頼したのに「これって¥3000で頼みましたっけ?」と思わざるを得ないボリュームの落差

    ・先述の通り、自店に無理のない配達エリアを選定できるはずなのに、「距離が遠い」「¥3000ごときで行きたくない」「他の加盟店を当たってくれ」など利己的な花屋に当たることもしばしば

    ・配達を放棄した上にしっかり「配達完了」を申請してお金だけ巻き上げる反社会勢力と思わざるを得ない花屋

    これらの出来事に幾度となく遭遇した結果「ウチの大切なお客さまの想いが乗ったお花を預けることは困難である」という結論に至り、退会する事となりました。もちろん多くの加盟店は至ってまともなお花屋さんです。依頼が安かろうが遠かろうがネットワークのルールを遵守し、真摯に対応してくれます。たった一部の不真面目な、モラルや資質に疑念を抱く花屋さんのせいで、正直者が馬鹿を見ると言った事に呆れたまでです。

     

    最近はイーフローラでフラワーギフトを依頼されるお客様に事情をお話しし、謝ってばかりの日々ですが、やはりお客さまの中には苦い思いをされた方もいらっしゃるようで、「こないだ頼んだ花はひどかったから、高いけどこれからは宅急便で送ってもらうようにするわ」など、イーフローラ退会による不安要素を払拭するご意見も頂戴しております。

    そんな訳で、今後は遠方へフラワーギフトを送る手段は宅急便の一択となってしまいましたが、加盟店ネットワークに所属している他のお花屋さんを紹介したり、インターネットからイーフローラで直接注文するやり方をレクチャーしたり、お客さまのサポートは頑張りますので、どうぞご相談ください♪