・・・2020年09月29日更新
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前回、ボトリチス菌は身近に潜む菌だと書きました。それは生産者さんのハウスや作業場はもちろん、花を市場に運ぶトラックの中、市場の場内、花屋さんが市場からお店に運ぶ車の中、お店、フラワーキーパー(いわゆる冷蔵庫)など、ありとあらゆる場所に潜んでいる可能性があります。なので誰か一人が頑張ってボトリチス菌に抗っても、他の誰かによって無に帰す場合も往々にあるでしょう。
生鮮食品などを産地から販売店まで切れ間なく低温輸送する「コールドチェーン」に倣って、切り花輸送でも「低温、除湿、除菌チェーン」が確立されればと思う今日この頃ですが、最後の砦の花屋さんで鮮度管理がおろそかになれば全てが水の泡となります。こういった問題について意外と知らない花屋さん事が多く、業界のマイナス成長につながる要因だと感じています。
ちなみにこの実験は数ヶ月前に行われ、時間経過は圧縮された記事となっております。
さて実験開始から4日が経過です。花屋さんからクレームがきた日数が経過しました。まずは冷蔵庫内の環境です。
湿度はまあまあ。続いてバラの様子です。
まあ当たり前なんですが内田さんちのバラに限って4日で障害が出る事は考えにくく・・・
さらに経過観察し、一気に10日後がこちら!
まぁ実験を始める前からわかってましたが、きちんと品質管理をしていれば2週間くらいは問題ありません。しかしこれで内田さんへの疑惑が晴れましたね。よかった。よかった。
ところで実験はこれで終わりません。次回に続きます。