• 巨木伐採~空師たちの戦い~①

    ・・・2018年06月30日更新

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    みなさんは空師(そらし)という職業を御存じですか?海外ではアーボリストなんて呼ばれています。倒木の危険性がある高木や、切り倒す事が出来ないくらい狭い場所に立つ高木などを専門に、枝おろしや伐採などをおこなうスペシャリストです。ビルや電柱などない時代、空に一番近いところで作業していたことから「空師」と呼ばれるそうです。

     

    数か月前、植栽や剪定の年間メンテナンスをやらせていただいている法人さまからの御依頼で、敷地内に植わっている巨木を伐採することに・・ただ植わっている場所がとても厄介で、お墓と隣家と倉庫に挟まれた狭所なのです。しかも相手は樹高25mの針葉樹「サワラ」これはもう空師の出番です(汗)

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    左のスラっとしたのが「サワラ」で手前のモコモコしたのが「カシ」です。隠れて見えませんが奥にもう1本「カシ」があります。今回の作業では「ラフター」と呼ばれる大型のクレーン車の力を借ります。

     

    作業当日、25tのラフター登場!私道ギリギリです!

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    建物の間もギリギリ通過・・・

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    本来であれば作業停止位置でブーム(吊り上げをおこなう伸縮するアーム)を伸ばすのですが、電線や建物などの障害物があるため、少し手前でセッティングをおこないます。

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    ラフターの停止位置から目標とする巨木までかなりの距離があり、通常のブームだと届かないため、今回は「孫」と呼ばれるオプションを取り付けます。なんで「孫」と呼ぶかはあとで書きますが、取りあえずセッティング完了です。

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    無事に電線を通過し、いよいよ作業開始です! つづく

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