・・・2017年06月03日更新
<facebookではシステム上、画像が1枚しか表示されないため、facebookからご覧になっている方は画像をクリックするか、本分の最後にあるURLからホームページへお越しください>
ディズニーワールドを訪れた方は必ず目にする古びた壁や、経年変化を感じる塀・・・実際にレンガや石を積んだりした訳ではなく、まっさらな壁や塀などに新しく(しかも古びた感じに)作る、云わばフェイク。ディズニーワールドの世界観を演出するうえで欠かせないこれらの造作を「モルタル造形」と呼びます。
擬木や擬石、ブリック(レンガ)やプラスター(仕上げ塗り)など、特殊なセメントを使い、クラックや欠けなど細部にいたるまで本物そっくりに作り上げる、そんな事をこの現場でやろうと思います。
まずは造作前の下地作り、壁を洗浄したあと、耐アルカリ性ネットを圧着させ、この上に造形を施します。アルカリネットが繋ぎとなり、造形のヒビ割れ抑制になります。
最後に筋目を入れて終了。この筋目のお陰でこの上に乗る造形の付きが良くなるのです。
本日はここまで、下地の硬化を待たなければならないので、連続作業が出来ないのです。
明日はいよいよ役物(やくもの)の造形です。ここで言う役物とは造形の中で特に手の込んだ箇所を差し、今回で言えば擬木、擬石、擬岩となります。