• もう菊なんて言わせない!

    ・・・2017年04月11日更新

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    1輪仕立ての変わり咲き菊が多く流通する嬉しい世の中になり、個性を大切にする当店でも積極的に販売しています。

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    品のあるグラデーションが印象的な「セイマレット」

     

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    ライムグリーンのエッジが効いた「ゼンブラライムピンポン」

     

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    先ほどご紹介した「ロサーノシャルロッテ」

     

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    まるでダリアを思わせる「サイレントピンポン」

     

    ピンポン咲き/デコラ咲き/アネモネ咲き/スパイダー咲きなど、ディスバッドされた素敵な品種たちは、菊・・・いや、あえて「ディスバッドマム」と呼びましょう。彼らは花卉業界の推し進め方次第でバラやカーネーションに匹敵するギフト花材になれるポテンシャルを秘めています!(ちなみにディスバッドとは余計な蕾を落とすという意味で、こうすることで1輪に力が集中し、大輪に仕立てることができるのです)

     

    先日、とあるお客様が「ゼンブラライムピンポン」を一目見て気に入られ、送別用花束のメイン花材にしてほしいとおっしゃいました。「菊=仏事」のイメージがまだまだ根強いので一瞬躊躇しましたが、花屋の当たり前な感性を越えた先にしか業界の成長は無いと信じ、なるべく誤解されないよう、それでいて素敵に見える花束を作らせていただきました。

     

    このようにオシャレなディスバッドマムをお花屋さんが積極的に使えるようになるためには、先述の「業界の推し進め方」がキーとなり、例えば従来の菊のイメージを払拭させる為のビジョンを示したり、オシャレな品種によるオシャレな花合わせの提案をしたり、ディスバッドマムを贈る方や貰う方の双方が誤解の無いよう、これらの取り組みに対し共感できるような販促物(ディスバッドマムの花束やブーケなどに付けるタグ)など、産地や市場、小売りが連携して推し進めなければならないと感じます。(勉強不足な僕の知らない所で進んでいたらごめんなさい)

     

    「作っておしまいの産地」「とにかく荷物を捌ければいい市場」「提案力のない花屋」・・・いや、言い過ぎですね(笑)やめときましょう。