• I love carnation

    ・・・2015年09月16日更新

    日本で消費されるカーネーションの約半分は海外からの輸入品です。そしてその輸入カーネーションのうち65%ほどは南米コロンビア産です。以下中国、ベトナム、エクアドル、トルコと続きます。なんでも日照時間が大変長く、長日性のカーネーション栽培に適しているのだそう。長日性とは日照時間が長くないと花芽を形成しない性質の事を指し、反対を短日性といいます(ポインセチアやカランコエなどが短日性植物です)コロンビアはオランダについで世界第二位の切花生産国ですが、カーネーションに関しては世界一の生産量を誇ります。一昔前は「輸入切花」といえば安かろう悪かろうの代名詞でしたが、近年、生産地の営農指導や意識の向上、物流の効率化とスピード化、販売経路の拡大など関係各所が努力をし続けた結果、国産のそれに勝るとも劣らないものとなりました。日本において未だ意識の低い生産者はクオリティ面で完全に追い越されている現状です。のはなでも輸入カーネーションの取り扱いは多いのですが、その一番の理由が魅力的な品種が多いこと。二番目をあげるなら粘りを感じる花持ちの良さ。三番目を言わせてもらうなら低コストです。地球の裏側からやってくる訳で、もちろんキズやシミ、カビなど品質面の問題もありますが、近年その事故率もずいぶん低下しているように感じます。

    カーネーションというと母の日の花を連想しがちですが、1年中入手できる安定性と品種の多さや花持ちの良さから、バラに並ぶスター性があると感じています。特に輸入カーネーションは前述の通り魅力的な品種が多く、のはなでは絶妙な色合わせに欠かせない存在となっており、母の日以外でも日常的に推している花材です。以下、一昨日入荷したコロンビア産カーネーションの紹介です。

    まずは「ハリケーン」
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    続いて「マリポサ」
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    最後に「アミコラベンダー」
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    日本人として多少の焦りを感じる方もおられますが、そこはモノ作り大国日本!国内にも優秀なカーネーション生産者さんはたくさんいらっしゃいます。これから冬に向けて徐々に出荷も始まるでしょう。当ブログでもどんどん紹介していきますのでお楽しみに!ちなみに日本にCARNATION(カーネーション)というロックグループがいまして、一時コロンビアレコードに所属していたのは偶然なんでしょうか?