・・・2025年01月17日更新
<facebookではシステム上、画像が1枚しか表示されないため、facebookからご覧になっている方は画像をクリックするか、本分の最後にあるURLからホームページへお越しください>
年が明け、事情を知らないお客様の多くが「いったいこの花屋はいつまで休んでるんだ」とお思いでしょう。そこで言い訳がてら、更新ネタも少ない閑散期なので簡単に経緯をお話し致します。
当店があるこの場所は50年くらい前からずーっと花屋なんです(知ってました?)もともとは目の前に20棟以上ある「西武ハイツ」の販売所があった場所で、あらかた販売し終わった後、「この販売所の空き地どーすっか?」となり、ちょうど商店街のはずれに位置していたことから「貸して花屋にでもすっぺか?」となったそうです。
ただ当時はホント更地で、初代は造園屋さん兼、園芸店をやっていただけのようです。
2代目のオーナーさんも、もともとは園芸店出身の方なんですが、自力で温室を建てて、蘭類や観葉植物など、取り扱えるアイテムに幅を出したそうです。さらに時はバブル絶頂期で、3万円の胡蝶蘭や1万円のシクラメンが、それこそ飛ぶように売れた時代で、貸主さんがその成績の優秀さに敬意を表し立派な建屋を建ててくれたそうです。本格的に切り花を扱い始めたのはこの頃のようですね。
3代目のオーナーさんになって敷地奥にプレハブ小屋が建てられました。(現在、事務所兼バックヤードとして使っているスペースです)この時プレハブ内に造作された床が悲鳴をあげ始めてきたのと、同じくプレハブ内にある切り花用の冷蔵庫が耐用年数を超えてきたのが重なったため、もっとも閑散期である1月に全部取り替えてしまおう!となったわけでございます。
当店「株式会社のはな」は5代目の花屋となりますが、4代目の花屋から在籍しているスタッフ2名を中心に運営していますので、なんだかんだ20年以上この地に根を下ろしているということになります(ん〜感慨深い)
さて設備工事の話に戻りましょう。
事務所兼バックヤードとしてのプレハブの床を解体/撤去し、新たに張り替えるということは、その上にあるもの一旦全てどかさなかればいけません。とりわけ厄介だったのが4代目時代に自らが造作したこの棚です。一度バラしたら復元が困難なため、全ての柱と棚板にナンバリングしていきます。
この棚は天井のH鋼に固定しているので、沈んだ床に対して宙吊り状態という(笑)
床もボロボロ・・・
こんな片付けを、世の中が呑んで騒いでる正月の2日からせっせとやっていました。そして新年の一般仕事始め、業者さんによる冷蔵庫の搬出作業が開始。
「えっ?この冷蔵庫はどうやって搬入したんですか?」と聞かれるくらいギリギリ・・・
この日、我が狭山台中央商店街では「花屋が倒産で差押え」という話題があったとかなかったとか(笑)
冷蔵庫よ、お疲れ様でした!
そして間髪入れずに床の解体です。
束石を配置して、根太を転がしていきます。
新設する冷蔵庫が乗る部分は耐荷重を考慮し、根太ピッチも狭めてもらいました。さらに防湿シートも敷設し、木材は水に強いヒノキを使用する徹底ぶり。
これにて4日間の床工事が完了です。
さて長きにわたる設備工事もようやく終わりを迎えました。
ウチの車が2台も買えてしまうくらい高価な冷蔵庫を皆さまに直接お見せできず残念ですが、これで今日から営業再開です。
大変お待たせいたしました♪