• お店の個性について考える

    ・・・2021年11月29日更新

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    冬のフラワーギフトといえばシクラメンやポインセチア、シンビジュームなどの蘭類が定番となっていますが、これはもう何十年と変わらず、これらに匹敵するような新しい花の登場というのも今後望めない気がしています。

    そうなると毎年耳にするのが「もう飽きた」というお客様の声で、まぁ僕もそう思います。

    新しい花の登場に期待が持てないのであれば、せめて既存品目のブラッシュアップをということで、シクラメンやポインセチアなどは毎年新しい品種が登場します。そんな目新しい品種も数年市場で揉まれ生き残りをかけます。

     

    前置きが長くなりましたが今年の当店のシクラメンの入荷状況を見ていきましょう。

    こちらはリピーターの方が非常に多い小輪八重咲きの「フェアーリーピコ」

     

    小さいのに高額、高額だけど個性的ということで昨年大ヒットの「モカジュエリー」

     

    今年、初回入荷分が即売り切れとなった「メレンゲ」は再入荷です。

     

    好みが分かれる過度なフリフリ「ピポカ」

     

    中世のドレスを思わせる花型とシックなバイカラーが魅力の「クラシカルドレス

     

    当店においてもなるべくお客様を飽きさせないよう、「F1パステル」などといった特に名前もないようなシクラメンを極力置かないようにし、「変わってるわね〜」と言われる品揃えにパラメーターを振っていこうと考えています。

    そんな店主の個性が、幸か不幸か時間をかけてお店の個性となっていき、ホームセンターのように大多数のお客様を満足させることは出来ませんが、一部のお客様の支持や期待にはマッチすると思います。その一部のお客様達が、やがてお店のファンとなって、お店と固い信頼関係で結ばれれば幸いです。