・・・2020年10月05日更新
なぜか内田バラ園さんネタが続きます(汗)
このブログで度々ご紹介している「ヴァーグ」という品種の赤薔薇が、内田バラ園さんにおいて生産終了のピンチをむかえています。ここでもう一度ヴァーグの魅力についておさらいします。
1、ビロードがかった肉厚の花弁にフリンジが入り、一般的な赤薔薇の花姿と一線を画す。
2、作っている農家さんが少ないので希少。他の花屋さんとの差別化が図れる。
3、自己ベストですが50日間という驚異の日持ちの良さ。
4、よく開きます。そして開くとデカイ。一見してバラとは思えない。ダリアと間違う人も。
5、購入された方のリピート率が高い。
実は過去にも一度、内田さんから「ヴァーグやめたい・・・」と相談を受けました。内田さん自身も惚れ込んだ品種なのですが、市場人気はイマイチなうえ、収量も少なく管理コストが高いとのこと。その時はなんとか説得して継続してもらいましたが、今回はもうダメかもしれません。というのもヴァーグという品種はうどん粉病を呼びやすく、ハウス内の他のバラに与える影響がすごいらしいのです。年間の消毒コストが「ン百万円」かかるので、ヴァーグさえいなければ少しは抑えられるという経営的な問題も吐露していたので、「僕が好きだから」という理由だけで継続してもらう訳にはいきません(T_T)
本来ならもうすでに生産終了の予定でしたが、コロナの影響で今季の作付けが大幅に見直され、幸か不幸か今季残留となりました。
そんな訳で生産終了のカウントダウンは始まってしまいましたが、ファンによる生産継続の署名運動か、もしくは消毒代をクラウドファンディングで募るかで内田さんの心は動くでしょうか?
ヴァーグ50本の花束を作りながらそんな事を考えている今日この頃です。