• 悩める花屋

    ・・・2022年11月07日更新

    当店「株式会社のはな」の決算報告を税理士さんより頂き、1年頑張った結果がほぼトントンという切ない現実を見つめながらも、赤字よりはいいと思わざるを得ない社会情勢。儲からない理由の一つに「原価高」、御多分に洩れず花業界も煽りを喰ってます。

    細かい話はすっ飛ばしますが、先日仲間の花屋に「いよいよガーベラも¥200の時代ですかね〜?」と聞くと「うちはとっくに¥200だぞ」との事でびっくり。今まで当店は頑張って販売価格を据え置いてきましたが、今日ちょっとした気づきがありブログにしました。それはお客様の注文で¥3000のアレンジメントを作っていた時のこと。

    「原価高」になって以来、厳密にコスト計算をしていなかったのですが、花材、包材などの原価を正確に計算してみたところ、売価に占める原価の割合(=原価率)がいつの間にか驚くことになっていました。それは決算報告書に記載されていた1年間の平均原価率を遥かに超えるもので、このまま手を打たなければ未来に向けての投資や賃金アップも「無理」と言う事。そのような訳で今後は品目による値上げや、商品のサイズ感が少し小さくなったりすると思いますが、品質を維持していく為とご理ください。そして願わくば「ステルス値上げ!」とか「シュリンクフレーション!」とか言って虐めないでください(泣)